養生 鼻づまり

鼻づまりの原因は感染症やアレルギー、鼻骨の歪みなどが考えらます

鼻の粘膜の腫れや粘りのある鼻汁などによって鼻腔(鼻の穴からのどに到達する空間)が狭くなり、空気の通りが悪く、鼻呼吸が十分に行えなくなった状態を鼻づまり(鼻閉:びへい)といいます。その原因はさまざまです。

①鼻水がたまっている

「鼻風邪」と呼ばれる急性鼻炎などでは、最初に水のような鼻水が出ますが、

2~3日経つと粘り気を帯びてきます。粘り気のある鼻水が鼻の中にたまることで

炎症を起こし、鼻の粘膜が腫れて鼻がつまってきます。

②鼻の粘膜が腫れている

ウイルスや、アレルギーを引き起こす抗原(花粉やハウスダスト)が

鼻の中に付着すると、鼻の粘膜の血流が増加して滞り(うっ血)、粘膜が腫れ上がります。

すると鼻腔が狭くなり、鼻づまりが起こります。stuffy-nose_img_01_bikuu.jpg

鼻づまりは夜間の方が起こりやすくなります!

血流は自律神経の影響を強く受けており、日中と夜間で自律神経の働き

(交感神経と副交感神経の優劣)に変化があることが、

夜の鼻づまりに関係すると考えられます。

日中は交感神経が優位に働くため鼻粘膜が腫れていない状態なのですが、

夜になると副交感神経が優位(リラックス、眠くなる)となり、

血管が拡張されることで粘膜が腫れ、鼻づまりの症状が起こりやすくなるのです。

また、気温が低い時には冷気による刺激が副交感神経に影響し、

鼻水の分泌が促進されると考えられています。

夜間に室温が低い場合には、冷たい空気が鼻づまりの要因になっている

ことも考えられます。

③鼻の軟骨や骨の歪み

④鼻腔に異物が入る

鼻の三大症状として知られている

くしゃみ、鼻水、鼻づまりは、

ウイルスや細菌、ダニや室内のホコリなどの異物に対する防御反応の現れです。

くしゃみや鼻水が異物を外に出そうとする反応

であるのに対し、

■鼻づまりは鼻をつまらせてこれ以上の異物を

体の中に入れないようにしています。

また、子どもや精神障害のある方の場合、鼻の中に異物を入れてしまうことがあり、

その異物による刺激と感染が原因となって鼻づまりになることがあります。

東洋医学的に考えると

鼻水の色によって体調が違います

黄色ぽく、粘りがある

鼻やのどなど呼吸器系の肺がやられ、粘膜が炎症性の熱を持っていると考えられます。

悪さをしているのはかぜのウイルスや花粉などのアレルゲン。

鼻水の他、目の充血や、目・鼻・のど・肌のかゆみ、口の渇きも

感じるなら、熱を冷ますおすすめの食材があります。

水っぽく流れ出る鼻水

冷えにやられているので、逆に体を温める食材を選んでください。

●鼻水やくしゃみが止まらないなら、バリア機能の低下かも

肌・のど・鼻のかゆみに加えて

寒暖差にやられて鼻水やくしゃみが止まらない、こんな症状があるなら

体を外敵から守るバリア機能(衛気:エキ)が低下しているかもしれません。

このタイプは

  • 胃腸機能が弱く
  • 胃もたれ
  • 食欲低下
  • 軟便
  • 下痢など

も見られます。

かぜをひきやすかったり

疲れやすかったり

汗がだらだら止まりにくい

などの症状はありませんか?

そんな方はまず胃腸を整えてエネルギーを生む食材も加えてくださいね。

暴飲暴食、冷たい物、油っこいもの、甘い物は控えてください。

すぐ出来る!鼻づまり解消法

おでこの髪の生え際あたりを温める

ホットタオルなどで2-3分温めてみてください。

温まってツボの周囲がゆるんでくると、たちまち鼻が通りやすくなります。

※小さいお子さんでうまく鼻がかめない、というときもお試しください。

熱いのはがまんしなくていいですからね。

②ツボを押す

ゆっくり押して、ゆっくり離してください。

イタ気持ちいい程度に何回か押してみてください。

③鼻を温める

寒い季節に鼻づまりが増えるのは、血行不良により鼻の粘膜に血液がたまってしまい、

鼻の中の空気の通り道が狭くなるからです。

鼻を温めることで血行が改善し、鼻づまりが解消されることがあります。

蒸しタオルを鼻の上に当てると、蒸気が鼻の中に取り込まれ、

鼻の通りが良くなります。

④部屋を加湿する

室内が乾燥していると、鼻水の水分が奪われてしまったり、

気道の粘膜が持つ防御機能が低下してしまいます。

加湿器を使って加湿する、

または濡れた洗濯物やタオルを部屋に干したり

カーテンに霧吹きをかけるなどして、室内の湿度を調整するとよいでしょう

(湿度の目安:50~60%)。

⑤わきの下をペットボトルで圧迫

体の側面を圧迫すると、その反対側にある交感神経が刺激され

鼻の通りが良くなることがあります。

液体の入ったペットボトルやボールなどをわきに挟んで20~30秒間、

グッと力を入れることにより、

多くの場合、数十秒も経たないうちに鼻が通ったという感覚を味わうことができます。

注意する点は、つまっている鼻の穴と反対側のわきの下を刺激すること。

両方がつまっている場合は、片方ずつ交互に行ってみてください。

お薬を飲まなくてもできること

風邪薬は睡眠を優先するための対処療法

まずは休むこと

温める

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今日もいいあんばい

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