マルチタスクで多忙すぎる毎日。
にもかかわらず、ついついスマホでさらに情報を取り込んで、脳内はゴミ屋敷に…。
そんな状態から抜け出して、脳とからだを健康に保つためには、何をすればよいのでしょうか?
脳のメンテナンスのカギは
“ぼんやり”にあった!
「スマホが脳の過労を引き起こしている」と言うと、
「スマホは気晴らし」「脳トレになる」と言う方がいますが、まったく逆。
スマホから入ってくる過剰な情報は、脳のメモ機能をフル回転させ、
疲労をため込ませるだけです。
脳の疲労をとるには、情報を遮断し、脳をちゃんと休ませてあげるしかありません。
そのためのカギとなるのが、
21世紀になって発見された脳の機能「デフォルト・モード・ネットワーク」です。
わかりやすくいうと「ぼんやりしているときだけに稼働する、脳のメンテナンス機能」です。
これまで、人がぼんやりしているときは、
脳も働いていないと考えられてきました。
しかし実は、外界の刺激を遮断して、
パソコンでたとえるならスタンバイモードになっているとき、
脳の中では情報の整理整頓が行われ、心身のバランスを整える機能が働いていたのです。
1日5分でいいので、「デフォルト・モード・ネットワーク」を稼働させることで、
脳の中のゴミが整理され、気持ちがすっきりします。
「デフォルト・モード・ネットワーク」は、
目が覚めている状態での機能です。寝ているときは稼働しません。
しかも、刺激に弱いので、スマホなんてもってのほか。
とにかく意識して、スマホから離れることが大切です。
電車に乗っているときに、ぼんやりと窓の外を見る。
ランチの後、公園のベンチで、ぼんやりと空を眺める…。
でも、いざぼんやりしようと思っても、
「あれやらなきゃ、これやらなきゃ」と頭に次々と邪念が浮かんできてしまう
という人は「デフォルト・モード・ネットワーク」を稼働させるための儀式をつくるといいでしょう。
それには、無心でできる単純なリズム運動が適しています。
●雑巾をかける
●風呂を洗うといった
●ルーティンな家事や
●目的のない散歩などは最適です。
実際かのビル・ゲイツは、毎晩30分皿洗いをして、頭の中を整理していたとか。
「デフォルト・モード・ネットワーク」は、クリエイティブなアウトプットにもつながります。
スクリーンタイムを活用して使用時間をチェック
脳が疲労しているにもかかわらず
人がさらにスマホを見てしまうのは、
スマホが、脳の浅いところを刺激して、手っ取り早く快楽をくれるからです。
お酒やギャンブルと一緒です。
しかし、それは付け焼き刃。だからこそ依存になりやすいのです。
スマホに振り回されて、雑用だけで一生を終わらせるなんて、
もったいないと思いませんか?
忙しさに”我を忘れて”いる現代人は、
1日5分でもぼんやりして”我に返る”ことが必要です。
「デフォルト・モード・ネットワーク」が働いているとき、
人は無意識のうちに、自分の過去を振り返ったり、現在の自分を見つめ直したり、
哲学的な思考に没入していきます。
そんなふうにときに”我に返る”ことが、
創造的で、新しい発想にあふれた、幸せな人生につながっていくと思うのです。
ネットサーフィンのように、海の表面を滑っているだけでは、
海の中の美しい景色に気づくことはできません。
本当に必要なとき以外はスマホを遠ざけて、
ぼんやりしながら、脳の深い部分を活性化してみましょう。
脳がすっきり元気になって、気持ちもからだも整ってくるはずです。
—-1日5分の”ぼんやり”で、脳の過労を改善できるとは!
情報に追い回されない、ゆったりとした時間を意識してつくることが、
脳の健康、ひいては人生の充実につながるようです。
脳疲労
目からの情報を減らす
目を閉じてみる
目を温める
京都
鍼灸
女性鍼灸
メノポーズ(女性の悩み・更年期)専門鍼灸師
レディース鍼灸あん梅
鍼灸でリラックス
サイト運営者:川口美佐世