私も頭痛持ちで、鍼灸師になった理由の1つに
薬を飲まなくても、何とかしたい!
とい気持ちがあったからです。
先日患者さんとお話していて、やっぱり
頭痛で困っておられる女性は多いんだ!
と再認識しました。
以前にも「頭痛」について、その分類や鍼灸の効果を書いています。
今日は予防的に気をつけたい食事のことです。
片頭痛が発生するメカニズムはまだはっきり解明されていません。
ちょっとびっくりですよね?
でも有力な説では
「脳血管の収縮・拡張・血管周辺の三叉神経」などが関わっていて、
収縮と拡張を常に繰り返している脳血管がバランスを崩すことで、
片頭痛が起こるのではないかと考えられています。
上図のように、最初(片頭痛前兆期)は脳の血管が収縮して血流が減りますが、しばらくすると反動で血管が拡張し、より多くの血液が脳に流れるようになります。このとき、炎症性物質が発生して血液の流れとともに伝わっていくため、心臓の拍動に合わせて痛みを感じるのです。
片頭痛は男性よりも女性に多い?
片頭痛を患う女性30代は男性の4倍近くになるため、
片頭痛は女性ホルモンの変動と深い関係があるといわれています。月経前〜月経中の頭痛は月経前症候群(PMS)の一種と思われがちですが、その半数以上は片頭痛であるという報告もあるほどです。
女性を悩ます「偏頭痛」
どう予防したらいいのでしょうか?
片頭痛の原因の一つはマグネシウム不足!?
私たちの身体は筋肉細胞が収縮したり、弛緩したりすることで動いていて、筋肉細胞にカルシウムが入ると緊張=収縮し、カルシウムポンプで汲み出されると弛緩するという仕組みです。
このカルシウムの汲み出しを担う「カルシウムポンプ」はマグネシウムが動かしているため、
マグネシウムが不足すると細胞内のカルシウム濃度を下げられなくなり、緊張状態が続いてしまいます。
これが血管で起きると高血圧となり、脳細胞で起きると脳過敏(片頭痛を含む)となります。
マグネシウムはこうした「脳神経細胞の緊張状態(片頭痛を含む)」を抑えるとともに、
片頭痛の直接の引き金となる脳血管内の血小板の凝集を抑える働きもしているため、
マグネシウム不足は片頭痛につながると考えられるでしょう。
また、マグネシウムは「抗ストレスミネラル」とも呼ばれ、カルシウムとともに神経細胞の活動に関わり、
神経活動を安定させる役割を持っています。ですから、頭痛の心配や前兆などによる精神的なストレスを受けやすい片頭痛の人は、ほとんどの人が常にマグネシウム不足の状態である、と考えられます。
マグネシウムを摂るには?
「そばのひ孫と孫は優しい子かい?!納得!」
マグネシウムを摂ることは、偏頭痛の予防だけでなく
「虚血性心疾患」発症のリスク低下の報告もあります。
うまく毎日の食事に取り入れていきたいですね!(^^)!
境剛史薬剤師の記事より
京都
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