雨が降る前に、
- 古傷が痛む
- 頭が痛くなる
- ふらふらする
そんな症状を訴える方がいらっしゃいます。
それは天気と関係しているかもしれません。
※天気痛は、耳の奥にある内耳の気圧センサーが、
気圧の変化を感知する際に過剰反応し、
それによって自律神経のバランスが乱れて様々な不調を引き起こすことが原因であることが、
これまでの研究から分かってきました。
耳のまわりの血行が悪くなると、内耳がむくんで過敏になり、天気痛を起こしやすくなります。
そのため、天気痛が起こりそうな時は、
内耳の血行をよくすることが、効果的な予防法となります。
耳まわりの温めやマッサージが効果的
内耳の血行をよくするには、耳の後ろにあるツボ(完骨)のあたりに、
ホットタオルや温かいペットボトルを当てるとよいでしょう。
マッサージは症状が出る前に行うのが効果的。
予防にもつながるので、朝・昼・晩1回ずつ、
まずは2週間から1カ月程度続けてみてください。
なぜ起こるの?
低気圧は他の場所にくらべて、空気が少し薄い状態
→酸欠を起こすし、外の圧力も少ないのでむくみやすくなります。
例えば高い山に登った時と一緒。
①脳が酸欠→血管拡張→血流悪化→頭が痛くなる。
②ポテチの袋もカップ麺も膨張→身体がむくむ。
③粘膜もむくむ→喘息・鼻づまり悪化。
④体内に湿邪(しつじゃ:湿気が悪さをします)が溜まりやすい
→重だるさ・下半身の痛み・睡眠トラブル・メンタル不調など。
⑤自律神経では副交感神経優位→頑張るよりもリラックスする神経が働くので
血圧低下・心拍低下・消化器過敏に働く(下痢・軟便など)無意識に身体を休ませようと傾く。
医師監修 自律神経のバランスチェック!|頭痛ーる:気圧予報で体調管理 (zutool.jp)
なので
「早く寝てください!」とお伝えしています。
大事なのはこれは病気ではなく不調です!
病院に行っても血液検査などに異常はなく、
自律神経の失調やストレス・年齢が原因と言われることも多くあります。
心と身体を整えることで低気圧に強くなれます。
長年積み重ねてきたものだから、
すぐには難しいですが改善できます!
ポイントは大きく分けて3つ
①胃腸の働きを整える
胃腸は気血を生成する大切な臓器。
体内の活動エネルギーを産生したり
筋肉を作り上げたりセロトニンなどの神経伝達物質をバランスよく分泌するためには
胃腸を元気にしておくことが必須。
朝から美味しく食事が摂れて、
お通じがスッキリ出る方は胃腸が丈夫な証拠です。
気圧変動を体の不調に直結しないようバランスとるのが
本来の自律神経の働き。
実は低気圧が来るタイミングだけじゃなく高気圧でも不調が出る方も多くて。
こういう方は交感神経が過敏になりすぎてる事も。
早寝早起き・深呼吸・リラックスする時間。ストレスから逃げる事も大切。
③水分過剰に気をつける
実は水分を摂りすぎて悪化することもあります。
めまいや耳鳴りの原因はいろいろありますが、内耳がむくんでいるという説も。
水分はがぶ飲みせず丁寧に、少しずつ飲んでください。
また軽く運動したり筋肉をつけることで
発汗能が高まり体内の水分調整がうまくいきます。
お風呂でじんわり汗ばむくらい温めるのも効果的。
1日で効果がでるわけではありませんが、
ぜひトライしてみてください。
気圧のおさらい
気圧とは空気の密度のこと。
低気圧→大気量が少ない→標高が高い山と同じ環境→ポテチ袋と同じように膨張(むくむ)
→血流悪化→頭痛・肩こり。
【酸欠】眠気・だるさ
【内耳循環の悪化】めまい・耳鳴り
【粘膜浮腫】鼻づまり・ぜんそく
【自律神経】副交感神経優位で頑張れない
対処法
早く寝る!
体を温めてから
体をゆるませてから!(ストレッチ)
京都
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天気痛は海外でもある
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