春は気持ちのいい季節ですが、実は疲れやすい季節でもあります。
1日の気温差、気圧の変化、急に増える紫外線や花粉など季節性。
進学や就職など環境の変化。
疲れは体からのシグナルです。
休むことが大切です!
ストレスも疲労につながる
ストレスによる疲労も自律神経の負担によるものです。
ストレスは自律神経を刺激し、身体を常に緊張状態にさせます。
すると、自律神経をコントロールしている脳に負荷がかかり、
脳は大量の血液と酸素を欲し、酸素消費量が増加します。
それに反応して活性酸素が大量に発生し、体内の神経細胞が傷つくのです。
これによりパフォーマンスが低下、
これこそがストレスが疲労につながるメカニズムなのです。
疲労には
肉体の疲労と
脳の疲労があり、
2つが互いに関係しあい、最終的には両方の疲労が起ります。
特に脳の疲労は
- 情報過多
- メディア・ネット情報
- 仕事が多い
- 人間関係
- デジタル・パソコン・スマホ
- 経済危機などストレス
誰もが経験しているのではないでしょうか。
疲労のおおもとは過剰な「活性酸素」
私たちが活動する場合、体のあらゆるところで大量の酸素を使いますが、
その過程で「活性酸素」という物質が生まれます。
実はこの活性酸素こそが全ての疲れのおおもとなのです。
本来、活性酸素はその強力な酸化作用により
体に侵入したウィルスなどを分解する働きを担っています。
その一方で自らの細胞に対しても見境無く強力な酸化作用で傷つけてしまいます。
人間の体は約60兆個の細胞でできています。
脳も筋肉もすべて細胞の塊です。
その細胞が機能を十分に果たせなくなりパフォーマンスが低下する。
これが疲労の正体です。
最も疲れやすいのは自律神経
交感神経と、副交感神経
自律神経には、私たちが活動している時に活発に働く交感神経と、
リラックスしている時に活発に働く副交感神経という2つの神経系があります。
これらは正反対の働きをし、一方が優位に働いている時には、
もう一方は抑制されるという関係にありますが、常にどちらかが働いていることになります。
つまり、自分の意志とは関係なく、
24時間体制で体の状態を監視し、守っているのが自律神経。
常に働いているわけですから、自律神経は体の中でもっとも疲れやすいといえます。
暑いと汗が出るのは、汗を出そうとして意識しているわけではなく、
自律神経の働きによって汗を出し体温調節をしているのです。
疲れの正体とその仕組み
「FF」と「FR」が関係
活性酸素により細胞が傷つけられると、その細胞から老廃物が排出されます。
その老廃物の一種から誘発されて体内に発生するのが疲労因子「FF」(ファティーグ・ファクター)です。
この疲労因子「FF」、これこそが疲れの正体なのです。
疲労因子「FF」が増加した際には、
「FF」によって誘導される疲労回復物質「FR」(ファティーグ・リカバー・ファクター)によって解消されます。
この物質「FR」は「FF」を中和することによって細胞の修復を促進させ疲労を解消させてくれます。
ただし活動中や加齢により「FR」の中和が「FF」の増加に追いつかなくなります。
だから加齢とともに疲れやすくなるのです!
次回はさらに「隠れ疲労」の話です
♡まずは10分でも早く寝る
♡「休む予定」を先に入れる
♡スケジュールはゆったりと
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