夏の養生 骨盤のゆがみ3 ととのえる方法

骨盤がゆるむ・緊張する理由

① ストレスによる筋肉の緊張=骨盤の位置を変える ⇒ゆるめる・温める

② 筋肉が少なくなっている=高齢者・尿漏れなど ⇒筋肉を鍛える

③ 骨盤内の内臓(子宮など)機能の低下 ⇒内臓を整える

姿勢を保つ抗重力筋

身体のお腹側と背中側の筋肉が引っ張りあいながら、

姿勢を保っています。

①ストレスによる筋肉の緊張

少しだけ筋肉の話におつきあいください。

筋肉にはストレスに敏感な筋肉があります。

それが「抗重力筋」です。

緊張すると無意識に肩に力が入っていることありますよね。

それがそうです!

筋肉には脳とやりとりするために、いろいろな神経が存在しています。

その中には「交感神経」がきており、交感神経がたかぶると(戦闘状態)

筋肉が緊張して体が硬く、緊張します。

骨盤のまわりにはたくさんの抗重力筋がついています。

なのでストレスがあると骨盤は変形しやすいのです。

そしてもう1つ。

筋肉は2つで1つのペアーなんです!

たとえば、腕を曲げ伸ばしするときには

縮んで曲げる筋肉と、伸びて伸ばす筋肉があります。

結論

硬い筋肉・強い筋肉=鍼・マッサージ・ストレッチでゆるめる

反対側の(弱い)筋肉=筋肉トレーニングで鍛える

 両方やる!

前と後ろの筋肉のバランスが一緒であれば、骨盤は真ん中にきます。

前または後ろの筋肉が運動で増えすぎると、増えた方向に傾きます。

どちらかが減ると、減ったのと反対側にひっぱられて骨盤が動きます。

A.前傾の方(ぽっこりお腹・そり腰)

腸腰筋のストレッチ

反対側の”殿筋”を鍛える

※腸腰筋のストレッチでゆるめ、反対の殿筋を鍛える。

順番として、2週間ストレッチをして、その後殿筋を鍛えることがおすすめ。

腸腰筋のストレッチ

 立て膝で足をつき、身体を前に倒す。

 お腹についている筋肉を伸ばすイメージで!

 いた気持ちいい程度に

 両側やる!

反対側の殿筋・ハムストリング(太ももの裏側)の筋トレ バックキック

 四つん這いになり、片方の脚を水平に上げてまっすぐ伸ばす

 この状態を5~10秒ほど維持する

 ※このとき、骨盤が上下左右に傾かないように、しっかり固定するよう意識して!

 5~10秒を1セットとして、5セットほど行うようにしましょう

※ストレッチを先に2週間ほど行った後に、鍛えるようにしましょう

筋トレは1ヶ月くらいしないと、筋肉はつきません

硬い筋肉を鍼でゆるめることはできますが、反対側の筋肉を

鍛えることで完成します。

若い方の骨盤矯正やダイエット、産後のケアにも有効です!

B.後傾の方

ハムストリング(太ももの裏側)のストレッチ=ゆるめる

骨盤と大腿部を結ぶ筋肉です。

この筋肉が硬くなると、骨盤が後ろに倒れて「猫背」の姿勢に

仰向けの状態から、片方の脚を垂直に上げ、まっすぐ伸ばす

上げた脚の膝裏に手をまわし、イタ気持ちいいと感じるところまで

ゆっくりと膝を伸ばします

この状態を5~10秒ほど

左右行います

※イタ気持ちいい程度に伸ばす。

できるだけ反対側の脚が浮かないように注意して

5秒1セットとして、5セットほど毎日行うようにしましょう!

⇒伸ばしても痛くなくなったら、

反対側の太ももの前側(大腿四頭筋)を鍛えます

大腿四頭筋の筋トレ

椅子に座って、膝を伸ばしまっすぐ上げる

その状態を5~10秒キープ

5~10秒を1回とし、5回行うようにしましょう

慣れてきた人は、足首に重りを巻くなどして負荷を大きくしてもいいです

※大腿四頭筋の筋トレは変形性膝関節症の訓練にもなります

筋肉のすごいこと!

  • 筋肉がこわれて修復されるとき(筋肉痛)若返りホルモンがでる!
  • 筋肉が刺激されるとインスリンなどのホルモンがです! 更年期で減少する女性ホルモンを増やす作用も!
  • 筋肉の刺激は うつ病抑制、脳卒中の減少、アルツハイマー予防、血圧低下、がん発症率低下、膵臓・肝臓機能改善、免疫亢進など

いっぱいイイコトがあります!

 筋肉が少なくなっている=高齢者・尿漏れなど ⇒筋肉を鍛える

有酸素運動の例(踏み台昇降)

※台の高さは10cm〜20cmが適当

  • どちらの足からでもよいので、踏み台にのる。
  • 登った足から降りる。
  • 次は、1の反対の足からのる…

体幹を鍛えるハンドニー

ハンドニー

四つん這いから右手・左足をそれぞれ平行となるように伸ばす

1回に5~10秒を10回ほど行います

左右行います

※手から脚がまっすぐになるように意識して

骨盤の位置が変化すると、骨盤底筋も変化します

③ 骨盤内の内臓(子宮など)機能の低下 ⇒内臓を整える

腰に負担をかける座り方

実は座っている状態が1番腰に負担がかかっています!

デスクワークの時や、お家で座っている時は

同じ姿勢が長時間続かないよう、

途中で立ち上がる

休憩をはさむ

などしてください。

椅子の背中にクッションを挟んだり

足置きを使ったり、骨盤を立てるように工夫しましょう

ポキポキ鳴らすことが「骨盤矯正」ではありません!

腰痛・肩こり予防

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投稿者:

ambai

京都 女性専科レディース鍼灸あん梅 院長の川口美佐世です。院長といっても私一人の鍼灸院です。他の患者様はいらっしゃいません。くつろいで心と体のお悩みをお話してください。 私のリフレッシュは大好きな銭湯と”宝塚歌劇”観劇!! お問合せは電話、メールでお持ちしています。