夏の養生 骨盤のゆがみ2 あなたの骨盤チェック

あなたはどのタイプ?

①立って確認する前傾・後傾

壁と背中の間がどれくらい空いているかをチェックします

壁にお尻と頭、かかとをつける

壁と腰のすきまに手を入れます。

●前傾:こぶし(ぐー)が縦か横に入る

●後傾:手のひらより狭い

●正常:ネコの手が入る

左右の傾きの確認方法

裸の状態で両足裏を地面につけて鏡の前に立ち、腰骨に親指を水平に当てて

左右の高さを見比べます。

●左右の傾き
左右の腰骨のどちらかが高く上がっている状態。

バッグを片方の肩にかけ続ける動作や、脚を組む側が同じなど日常動作の癖が主な原因。

②その場で閉眼、50歩の足踏み

床に十字に養生テープで印をつける

玄関マットなどの上でも大丈夫です

  1. 半径1-2メートル内に何も物がない平らな場所に立ち、目をつぶります。
  2. 目を閉じたまま、その場で50回足踏みを行ないます。
  3. 目を開いて立ち位置を確認します。

※足はなるべく高く上げます

はじめはあまり変わらず、だんだん移動していきます

元の位置からズレている場合その方向に骨盤がずれている可能性があります。
(例えば、足踏み後の立ち位置が元の位置よりも右側にズレていた場合、

右の骨盤が上がっている場合があります)

③寝て行う骨盤チェック

  1. 仰向けの状態でかかとを合わせます
  2. このとき身体に力が入らないようにします
  3. ここで両つま先の開き方の左右差を確認します
  4. 足が開いた角度が80°~90°程度が理想的な角度になります

角度がそれより大きい場合…骨盤後傾

小さい場合…骨盤前傾の可能性があります。

ご高齢で足踏みや立位が保てない方には、靴の裏を見る方法もあります

つま先が擦り減っている人=骨盤前傾タイプ

つま先が擦り減っている人は骨盤が前に傾いている状態のため、

体重が前にかかりやすくなっています。

普段ヒールを履く人に多く、外反母趾にも繋がりやすいタイプです。

また、骨盤が前に傾くと腰が反りやすく反り腰や腰痛も招きやすいです。

かかとが擦り減っている人=骨盤後傾タイプ

かかとが全体的に擦り減っている人は骨盤が後ろに傾いている状態のため、

体重が後ろにかかりやすくなっています。

骨盤が後ろに倒れるのは腹筋の衰えも関係し、下腹が出やすくなります。

また猫背の人が多いです。

かかとの外側が擦り減っている人=骨盤開きタイプ

かかとの外側が擦り減っている人は骨盤が外側に開いてる状態のため、

外側に体重がかかりやすくなっています。

そのため、脚の筋肉も外側ばかり発達しやすくなり、

脚がパンパンに見えやすいです。

また内側の筋肉の衰えや股関節も外側にいきやすいことからO脚にも繋がります。

かかとの内側が擦り減っている人=骨盤閉じタイプ

かかとの内側が擦り減っている人は骨盤が内側に閉じている(廻っている)状態のため、

内側に体重がかかりやすくなっています。

股関節の位置が内側になるため、X脚になりやすかったり、

内股になりやすく関節を痛めやすいです。

体のゆがみの原因は?

A 体を支える筋肉への過剰な負担など

背骨と骨盤は、頸椎のまわりにある僧帽筋や

腹部を包む腹横筋、お尻にある大殿筋などの筋肉により支えられています。

そして動作によって筋肉を緩めたり、縮めたりしながら、

骨を正常な位置に戻し、体のバランスを保っています。

しかし筋肉への過剰な負担や、筋力の低下、硬直などが起こると、

背骨や骨盤が傾き、体はゆがんだ状態になります。

ゆがみが生じる主な原因は、次の通りです。

●悪い姿勢
猫背や反り腰、脚を組むなど。

●長時間の同じ姿勢
デスクワークや車の運転など。

●一部の筋肉を酷使する動作
バッグを片方の肩にかけ続けるような、日常動作の癖など。

●運動不足
筋肉量が減り、筋力が低下することにより、骨格を支える力が弱くなる。

●冷え
血管が収縮して血液循環が悪化し、筋肉が硬くなる。

●ストレス
自律神経のバランスが崩れて、血液循環が悪化することにより筋肉が硬くなる。

皆さん、心あたりがあるのでは??

私はありありです(-_-;)

 体がゆがむとどんな影響があるの?

A  肩こりや腰痛など様々な症状の引き金に

体にゆがみが生じることによって、次のような症状を引き起こしやすくなります。

●肩こりや腰痛
 起こりやすい症状の1つ

背骨のS字カーブが崩れると、僧帽筋や背筋などに負担がかかる。

すると筋肉が緊張し、こりや痛みが生じる。

●胃もたれ
 骨盤が前後に傾くことで、正常な位置で内臓を支えられず、

全体に下がってしまい逆流性食道炎になることも。

下腹もぽっこり出やすくなる。

●冷え
骨盤の内側を通っている血管が骨盤の傾きによって圧迫されると、

血液循環が悪化し、下半身の冷えを起こしやすくなる。

●月経痛
内臓が下がると、子宮や卵巣などを圧迫。

女性ホルモンのバランスが崩れ、月経痛などの月経トラブルを招く。


また、体のゆがみはボディラインにも影響を与え、実年齢よりも老けて見えてしまうことがあります。それには、次の要因が関係してきます。

●胸の位置が下がる
 猫背などによって、胸まわりの筋肉の張りがなくなり、

胸の位置が全体的に下がってしまう。

●お尻が下がる
 骨盤が傾くことで、大殿筋などの筋肉が緩み、筋力も低下。

お尻の位置が全体的に下がってしまう。

●脚の長さが変わる
骨盤が傾き、股関節の位置が変わることで、左右の脚の長さが違う状態に。

O脚やX脚も招き、バランスの悪い体型や姿勢になる。

体のゆがみを招く様々な症状

排泄にも影響するゆがみ

骨盤が傾き、内臓が下がってしまうと、

「骨盤底筋群」という骨盤内の下部で内臓を支え、尿や排便の促進・抑制を行う筋肉を圧迫。

すると下垂した内臓の重みによって、この筋肉がうまく機能しなくなり、

尿失禁や便秘を招きやすくなります。

※顔のむくみ・たるみの原因にも

骨盤の上には背骨があり、その上に頭蓋骨が乗っています。

つまり骨盤のゆがみは姿勢だけでなく、首、肩に影響を与えることから

顔のむくみ・たるみの原因にもなります。

そのお話はまた別の機会に(*^_^*)

次回はお待たせ!

対処法についてです!(^^)!

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ambai

京都 女性専科レディース鍼灸あん梅 院長の川口美佐世です。院長といっても私一人の鍼灸院です。他の患者様はいらっしゃいません。くつろいで心と体のお悩みをお話してください。 私のリフレッシュは大好きな銭湯と”宝塚歌劇”観劇!! お問合せは電話、メールでお持ちしています。